正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
発達性吃音は幼児期に発症し、多くが自然に回復するという特徴を持ちます。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
同じ文章を繰り返し音読すると吃音が減っていく適応効果がみられます。
2:× 記述は正しいです。
吃音のある幼児には、構音障害など他の言語の問題を合併する割合が高いとされます。
3:× 記述は正しいです。
男児の方が吃音の発症は多いですが、女児の方が自然治癒する割合が高いとされます。
4:○ 記述が誤りです。
発症率は生涯で吃音を経験する割合で、およそ5〜8%とされます。
多くが自然に回復するため、ある時点で吃音のある人の割合である有病率は約1%と、発症率よりずっと低くなります。
5:× 記述は正しいです。
吃音は話す相手や場面、緊張の度合いによって症状が大きく変動します。
【ポイント】
吃音の特徴として、適応効果(繰り返すと減る)と一貫性効果(同じ箇所でどもりやすい)があります。
斉読や歌では吃音がほとんど出ない点も押さえましょう。
【用語】
適応効果:同じ文章を繰り返して音読すると、回を重ねるごとに吃音の頻度が減っていく現象である。
発症率:ある集団で、一定の期間(吃音では生涯)に新たにその症状が生じた人の割合を表す指標である。
有病率:ある時点で、その症状をもつ人が集団の中で占める割合を表す指標である。
自然治癒:特別な治療を受けなくても、症状が自然に消失することである。