正答3
解説
正解は3です。
判断の偏り(ヒューリスティックや認知バイアス)の種類を問う問題です。
航空機事故は報道で強く印象に残るため、実際より起こりやすいと見積もられがちです。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
ピークエンド効果は、経験全体の評価が最も強い時点と最後の時点の印象で決まりやすいという現象です。
2:× 誤りです。
類似性ヒューリスティックは、対象どうしが似ているかどうかを手がかりに判断する方略で、本問の現象とは異なります。
3:○ 正しい選択です。
利用可能性ヒューリスティックは、思い出しやすい事例ほど頻度や確率を高く見積もる傾向です。
印象的な航空機事故が想起されやすいことがこれに当たります。
4:× 誤りです。
光背効果(ハロー効果)は、目立つ一つの特徴が人物全体の評価に影響する現象です。
5:× 誤りです。
代表性ヒューリスティックは、ある事例がカテゴリーの典型にどれだけ似ているかで確率を判断する方略です。
【ポイント】
利用可能性は「思い出しやすさ」、代表性は「典型らしさ」で判断すると区別します。
どちらもトヴェルスキーとカーネマンが示した代表的なヒューリスティックです。
【用語】
利用可能性ヒューリスティック:思い出しやすい事例ほど起こりやすいと見積もる、経験則による判断の偏りである。
ピークエンド効果:ある経験の全体的な印象が、最も強かった時点と終わりの時点で決まりやすい現象である。
光背効果:目立つ一つの特徴が、その人物の他の特徴の評価にも影響を及ぼす現象で、ハロー効果ともいう。
ヒューリスティック:正確さは保証されないが、素早く判断するための経験則に基づく簡便な方法である。
代表性ヒューリスティック:ある事例がそのカテゴリーの典型にどれだけ似ているかを手がかりに、確率を判断する方略である。