正答1
解説
正解は1です。
認知症の原因疾患と、その特徴的な症状の組み合わせを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
レビー小体型認知症の中核症状は、認知機能の変動、具体的な幻視、パーキンソニズム、レム睡眠行動障害です。
小脳症状は特徴的な症状ではありません。
2:× 正しい組み合わせです。
皮質基底核変性症では、左右差のある肢節運動失行や観念運動失行、他人の手徴候などがみられます。
3:× 正しい組み合わせです。
前頭側頭葉変性症では、脱抑制や無関心などの人格変化・行動異常が早期から目立ちます。
4:× 正しい組み合わせです。
アルツハイマー病では、近時記憶の障害が初期から中心となる症状です。
5:× 正しい組み合わせです。
脳血管性認知症では、偽性球麻痺に伴って些細な刺激で泣いたり笑ったりする強迫笑い(強迫泣き)がみられます。
【ポイント】
レビー小体型認知症の幻視は、人や小動物がありありと見えるのが特徴です。
小脳症状を伴う変性疾患としては多系統萎縮症や脊髄小脳変性症を考えます。
【用語】
レビー小体型認知症:幻視、パーキンソニズム、認知機能の変動などを特徴とする認知症である。
皮質基底核変性症:左右差のある手足の動きにくさや失行などが現れる、進行性の神経変性疾患である。
前頭側頭葉変性症:前頭葉と側頭葉が萎縮して、人格の変化や行動の異常、言語障害が現れる疾患の総称である。
強迫笑い:わずかな刺激で意図せず笑いが止まらなくなる症状で、仮性球麻痺などでみられる。