正答5
解説
正解は5です。
ダウン症候群の子どもの言語発達の特徴を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
ダウン症候群の子どもでも、時期は遅れますが語彙が急増するボキャブラリースパートがみられます。
2:× 正しい記述です。
ダウン症候群では運動発達も遅れますが、言語発達、特に表出言語の遅れがより目立ちます。
3:× 正しい記述です。
語の意味を適用できる範囲が狭く、概念の広がりが限られる傾向があります。
4:× 正しい記述です。
統語の発達が遅れやすく、受動態など複雑な構文の使用に制限がみられます。
5:○ 誤った記述です。
ダウン症候群では統語(文法)の遅れが目立ち、語用(コミュニケーションでの言葉の使い方)は比較的保たれます。
正しくは統語の方が語用より遅れます。
【ポイント】
ダウン症候群は理解に比べて表出が遅れ、統語が弱く語用・社会性が比較的強いという特徴があります。
筋緊張の低下や口腔の形態から構音の不明瞭さもみられます。
【用語】
ボキャブラリースパート:語彙が急激に増える時期のことで、語彙爆発ともいう。
統語:語を組み合わせて文をつくるときの規則や文法の仕組みを指す。
語用:場面や相手に応じて言葉を適切に使う、コミュニケーションでの言葉の使い方を指す。
受動態:「〜される」のように、動作を受ける側を主語にして表す文の形である。