正答1
解説
正解は1です。
発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)の特徴と指導の考え方を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
読み書き障害の子どもに何度も書かせて覚えさせる方法は、負担が大きいわりに効果が上がりにくいです。
正しくは、語の成り立ちを言葉で覚える方法など、得意な認知能力を活かした方法を用います。
2:× 正しい記述です。
読むことが障害されていると文字と音の対応が身につかないため、多くの場合、書字の障害も伴います。
3:× 正しい記述です。
読みに問題がなく、書字だけが障害される例も存在します。
4:× 正しい記述です。
RAN(自動化呼称課題)は、絵や文字を素早く連続して呼称する課題で、その成績は読み書き能力と関連します。
5:× 正しい記述です。
文字と音の対応の規則性は言語によって異なるため、母語によって発症率に差があります。
【ポイント】
日本語の仮名は文字と音の対応が規則的なため、英語圏より読み障害の出現率が低いとされます。
指導では、音韻意識の強化や、聴覚的記憶などの強みを使う方法がとられます。
【用語】
発達性読み書き障害:知的な遅れがないのに、文字の読み書きの習得だけが著しく困難になる障害で、発達性ディスレクシアともいう。
RAN:rapid automatized namingの略で、絵や数字などを素早く連続して呼称させる自動化呼称課題である。
読み障害:文字を正確に、また流暢に読むことが難しい状態を指す。
書字障害:文字を正しく書くことが難しい状態を指し、読みの障害を伴わずに現れることもある。