正答3
解説
正解は3です。
通常学級に入学した聴覚障害児の小学1年時の環境調整を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない環境調整)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切です。
教室の騒音を減らすと、補聴器を通しても話し声が聞き取りやすくなります。
2:× 適切です。
FM補聴器は話し手のマイクの音を直接届けるため、距離や騒音の影響を減らし、教師の声を聞き取りやすくします。
3:○ 適切ではありません。
ノートテイクは話の内容を文字で書いて伝える支援ですが、小学1年生は文字を読む力が十分でなく、文字情報を読みながら授業を受けることは困難です。
主に読みが十分な高学年以降や大学で用いられます。
4:× 適切です。
他児に、顔を見てはっきり話すなどの伝え方を指導すると、友達とのやりとりが円滑になります。
5:× 適切です。
障害についての理解を他児に促すと、からかいを防ぎ、自然な支援が生まれやすくなります。
【ポイント】
聴覚障害児の教室での支援は、聞こえの環境づくり、補聴援助システム、周囲の理解の3点が基本です。
情報保障の方法は、子どもの年齢や読み書きの力に合わせて選びます。
【用語】
FM補聴器:話し手のマイクの声を電波で直接届け、騒音や距離の影響を減らす補聴システムである。
ノートテイク:話の内容を文字にして書き取り、聴覚障害のある人に伝える支援である。
環境調整:本人が困らないよう、周囲の環境や関わり方を整えることを指す。