正答3
解説
正解は3です。
歯科の代表的な疾患と、その治療法の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
歯周病は歯垢(プラーク)中の細菌が原因なので、歯みがきなどによるプラークコントロールが治療と予防の基本です。
2:× 正しい組み合わせです。
歯を失った部分は、義歯(入れ歯)などで形態と機能を回復します。
3:○ 誤った組み合わせです。
初期う蝕はエナメル質にとどまる段階で、フッ化物の応用や清掃指導による再石灰化と経過観察が中心です。
抜髄(歯の神経を取る処置)は、う蝕が進行して歯髄に炎症が及んだ場合に行います。
4:× 正しい組み合わせです。
顎関節症では、咬合床(スプリント)を装着して顎関節や筋の負担を減らす治療が行われます。
5:× 正しい組み合わせです。
歯並びの乱れ(歯列不正)は矯正治療で改善します。
【ポイント】
う蝕は進行度に応じて、再石灰化の促進、削って詰める修復、抜髄、抜歯と治療が変わります。
初期の段階で歯髄を取ることはありません。
【用語】
プラークコントロール:歯垢を取り除いて口の中を清潔に保ち、むし歯や歯周病を防ぐことである。
抜髄:むし歯などで炎症を起こした歯の神経である歯髄を取り除く処置である。
顎関節症:あごの関節や咀嚼筋に痛みや開口障害、関節音などが生じる状態である。
咬合床(スプリント療法):歯列を覆う装置を装着し、かみ合わせやあごへの負担を調整する治療法である。
初期う蝕:歯の表面が白く濁る程度の、まだ穴があいていないむし歯である。