正答5
解説
正解は5です。
耳型採取は、耳あな型補聴器やイヤモールドを作るために外耳道の型を取る作業です。
外耳道に印象剤を注入するため、事故を防ぐ注意点を押さえておく必要があります。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
印象剤を注入する圧で鼓膜が傷つき、穿孔が生じる危険があります。
2:× 正しい記述です。
イヤブロックが不十分だと、印象剤が奥へ流れ込み、外耳道内に一部が残る危険があります。
3:× 正しい記述です。
印象剤による刺激やアレルギー、外耳道の傷から外耳炎を起こすことがあります。
4:× 正しい記述です。
中耳の手術を受けた耳では外耳道の形が変わっていることがあり、採取前の確認が必要です。
5:○ 誤った記述です。
イヤブロックは第1カーブ奥の軟骨部ではなく、第2カーブを越えた位置まで入れて固定します。
外耳道の形を十分に取るとともに、印象剤が鼓膜に達しないようにするためです。
【ポイント】
採取前には必ず耳鏡で外耳道と鼓膜を観察し、耳垢や炎症、穿孔の有無を確認します。
外耳道は外側の軟骨部と内側の骨部からなり、途中に2つの曲がり(カーブ)があります。
【用語】
耳型採取:補聴器やイヤモールドを作るために、耳の形を型取り材で写し取る作業である。
印象剤:耳の形を型取りするために用いる、固まる前はやわらかい材料である。
イヤブロック:型取り材が鼓膜の側へ流れ込まないよう、外耳道に詰める綿などの栓である。
鼓膜穿孔:鼓膜に穴があいてしまった状態で、耳型採取の際の事故でも起こりうる。
術後耳:中耳炎などの手術を受けたあとの耳のことで、外耳道の形が変わっていることがある。
外耳炎:外耳道の皮膚に炎症が起こる病気で、痛みやかゆみが生じる。