正答3
解説
正解は3です。
症状の特徴から神経症性障害を見分ける問題です。
重い病気にかかっていると思い込み、検査で異常がなくても納得できずに受診を繰り返すのが心気障害です。
【選択肢別解説】
1:× 強迫性障害は、不合理とわかっていても浮かぶ強迫観念と、それを打ち消す強迫行為が特徴です。
病気への恐れで受診を繰り返す障害ではありません。
2:× 外傷後ストレス障害(PTSD)は、命にかかわるような体験の後に再体験、回避、過覚醒が続く障害です。
病気の思い込みが中心ではありません。
3:○ 心気障害は、身体の小さな感覚を重い病気の兆候と解釈し、強い不安を持ち続ける障害です。
医師に否定されても安心できず、多くの医療機関を受診する点が特徴です。
4:× パニック障害は、突然の動悸や息苦しさなどのパニック発作を繰り返し、発作への予期不安を伴う障害です。
記述の状態とは異なります。
5:× 解離性障害は、記憶、意識、自己同一性などのまとまりが失われる障害です。
病気への恐れで受診を繰り返す障害ではありません。
【ポイント】
医療機関を次々に替えて受診することをドクターショッピングといい、心気障害の典型的な行動です。
DSM-5では、心気症は病気不安症や身体症状症に再分類されています。
【用語】
心気障害:重い病気にかかっているという思い込みから、不安が続き受診を繰り返す障害である。
外傷後ストレス障害:強い衝撃的な体験の後に、再体験や回避、過覚醒などが続く障害である。
パニック障害:突然の激しい不安と動悸などの発作を繰り返し、再発を恐れる障害である。
解離性障害:記憶や意識、自己の感覚のまとまりが失われる精神障害である。