正答2
解説
正解は2です。
頭蓋縫合早期癒合症で、どの縫合が癒合するとどの頭の形になるかを問う問題です。
癒合した縫合に直角な方向へは骨が伸びず、縫合に平行な方向へ代わりに伸びます。
【選択肢別解説】
1:× 尖頭は、冠状縫合を含む複数の縫合が早期に癒合し、頭が上方へ伸びて尖った形です。
矢状縫合単独の癒合では起こりません。
2:○ 矢状縫合が早期に癒合すると、左右方向への成長が止まり、前後方向に伸びます。
その結果、前後に細長い舟状頭になります。
3:× 斜頭は、片側の冠状縫合やラムダ縫合の癒合で、頭が左右非対称にゆがむ形です。
矢状縫合の癒合ではありません。
4:× 三角頭は、前頭縫合が早期に癒合し、額が三角形に尖る形です。
矢状縫合の癒合ではありません。
5:× 短頭は、両側の冠状縫合が早期に癒合し、前後に短く横に広い頭になる形です。
矢状縫合の癒合ではありません。
【ポイント】
縫合と頭の形の対応は、矢状縫合なら舟状頭、前頭縫合なら三角頭、両側冠状縫合なら短頭です。
舟状頭は頭蓋縫合早期癒合症の中で最も頻度が高い型です。
【用語】
舟状頭:頭が前後に長く左右に狭い形で、矢状縫合の早期癒合により生じる。
矢状縫合:左右の頭頂骨の間を前後に走る、頭蓋骨のつなぎ目にあたる縫合である。
三角頭:額が三角形にとがって見える頭の形で、前頭縫合の早期癒合により生じる。
短頭:頭が前後に短く幅広い形で、両側の冠状縫合の早期癒合により生じる。
斜頭:頭が左右非対称にゆがんだ形で、片側の冠状縫合やラムダ縫合の早期癒合で生じる。