正答3
解説
正解は3です。
人格検査のうち、質問紙法の長所と短所を問う問題です。
質問紙法は、決められた質問に「はい」「いいえ」などで自分で答える検査です。
対照的な方法として、あいまいな刺激への反応を分析する投影法があります。
【選択肢別解説】
1:× 本人が気づいていない無意識的な側面をとらえやすいのは、投影法の特徴です。
質問紙法は本人が意識している自己像を測ります。
2:× 判定者の主観で解釈される部分が多いのは投影法です。
質問紙法は採点方法が決まっており、客観的に処理できます。
3:○ 質問紙法では、同じ質問文でも回答者によって意味の受け取り方が違う可能性があります。
これは質問紙法の短所として正しい記述です。
4:× あいまいな刺激を示して自由な反応を引き出すのは、ロールシャッハテストなどの投影法の特徴です。
5:× 質問紙法は質問の意図がわかりやすいため、よく見せようとして回答を歪めやすいという短所があります。
歪めることが難しいのは投影法です。
【ポイント】
質問紙法は実施と採点が簡単で客観的ですが、回答の歪みや質問の受け取り方の違いが問題になります。
MMPIなどでは、回答の歪みを検出するための妥当性尺度が設けられています。
【用語】
質問紙法:質問項目に自分で回答する形式の人格検査で、採点が客観的に行える。
人格検査:その人の性格の特徴や傾向を、質問や課題を通して調べる検査の総称である。
投影法:あいまいな刺激に対する反応から、無意識を含む内面を読み取る人格検査である。