正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
4歳児の後天性小児失語症の言語評価に適した検査を選ぶ問題です。
小児の評価では、対象年齢に合い、子どもの標準値と比べられる検査を選ぶことが大切です。
【選択肢別解説】
1:○ 質問-応答関係検査は、2歳から就学前の子どもを対象に、質問に適切に答える力を評価します。
4歳児の会話や言語理解の評価に使えます。
2:× 失語症鑑別診断検査は、成人の失語症者を対象に作られた検査です。
4歳児の標準値がないため、評価には適しません。
3:○ 絵画語彙発達検査(PVT-R)は、3歳から12歳ごろまでを対象に、絵を選ばせて語彙の理解を評価します。
4歳児の語彙年齢を求めることができます。
4:× 標準抽象語理解力検査は、抽象的な語の理解を調べる検査です。
4歳児には課題が難しく、評価には適しません。
5:× 教研式読書力診断検査は、小学生以上の読書力を評価する検査です。
文字の学習前の4歳児には使えません。
【ポイント】
小児の言語評価では、年齢に応じた標準値のある検査を選ぶことが原則です。
後天性小児失語症では、発達途上の言語能力も考慮して評価する必要があります。
【用語】
後天性小児失語症:言語を獲得した後の子どもが脳の障害を受けて、言語機能に障害が生じた状態である。
質問-応答関係検査:日常的な質問やなぞなぞなどへの答え方から、会話でのやりとりの力を調べる幼児向けの検査である。
絵画語彙発達検査:絵を選ばせて、語彙の理解力を年齢相当で調べる検査である。
標準抽象語理解力検査:抽象的な意味の語を聞いたり読んだりして、当てはまる絵を選ばせて理解力を調べる検査である。
失語症鑑別診断検査:成人の失語症の有無やタイプ、重症度を調べるための総合的な失語症検査である。