正答1
解説
正解は1です。
記憶障害の評価法のうち、日常生活での記憶の問題をとらえる検査を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ リバーミード行動記憶検査(RBMT)は、人の名前を覚える、約束を思い出す、道順を覚えるなど、日常生活に近い課題で構成されています。
日常生活上の記憶障害を評価する検査です。
2:× 三宅式記銘力検査は、関係のある語の対と関係のない語の対を覚える言語性の対連合学習の検査です。
日常生活場面を想定した検査ではありません。
3:× レイ複雑図形検査は、複雑な図形を模写させた後に再生させ、視覚性の記憶や構成能力を評価します。
日常生活場面を想定した検査ではありません。
4:× ベントン視覚記銘検査は、図形を見せた後に描かせて視覚性の記銘力を評価します。
日常生活場面を想定した検査ではありません。
5:× ウェクスラー記憶検査(WMS-R)は、言語性記憶、視覚性記憶、注意・集中力などを総合的に測る検査です。
記憶機能の検査であり、日常生活場面を想定したものではありません。
【ポイント】
RBMTは展望記憶(予定を覚えておく記憶)も評価できる点が特徴です。
WMS-Rは記憶の諸側面を指数で示す総合的な検査として区別しましょう。
【用語】
リバーミード行動記憶検査:日常生活で必要な記憶を、場面を模した課題で評価する検査である。
三宅式記銘力検査:対になった語を覚えて答える課題で、言語性の記憶を調べる検査である。
レイ複雑図形検査:複雑な図形を模写し、後でも描かせて、視空間の構成と記憶を調べる検査である。
ベントン視覚記銘検査:図形を短時間見せて、模写や再生をさせ、視覚の記銘力を調べる検査である。
ウェクスラー記憶検査:言語性や視覚性の記憶、注意などを指数で示す記憶の総合検査である。