正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
特異的言語発達障害(SLI)の子どもへの指導の中心を問う問題です。
SLIは、知的障害、聴覚障害、自閉症スペクトラム障害などがないのに、言語の発達だけが遅れる状態です。
特に語彙や文法(統語)の習得に困難を示します。
【選択肢別解説】
1:× 語用指導は、場面に合った言葉の使い方を指導するもので、自閉症スペクトラム障害の指導で中心になります。
SLIの中心的な指導ではありません。
2:○ SLIの子どもは聞いた言葉を保持するのが苦手なことが多く、文字という目に見える手がかりが学習を助けます。
また読み書きの困難も伴いやすいため、文字指導が中心的な指導の一つになります。
3:× 構音指導は、音の誤りを正す指導で、構音障害の指導の中心です。
SLIの中心的な指導ではありません。
4:× SLIの子どもは文の復唱が苦手ですが、復唱を繰り返させる訓練は中心的な指導ではありません。
文の構造を理解させる指導が優先されます。
5:○ SLIでは助詞の使い方や語順などの文法の習得が遅れます。
文の構造を段階的に教える統語指導が中心的な指導になります。
【ポイント】
SLIは語彙と統語の障害が中心で、文字などの視覚的な手がかりを活用して指導します。
文の復唱課題は、SLIの評価(スクリーニング)で有用な課題として知られています。
【用語】
特異的言語発達障害:知的障害や聴覚障害などがないのに、言語の発達だけが遅れる状態である。
統語指導:語を正しい順序に並べて文を組み立てる力を育てる指導である。
語用指導:場面に合った言葉の使い方や会話のルールを学ばせる指導である。
文字指導:文字を手がかりとして、語や文の構造の理解を助ける指導である。