正解を3つ選んでください。
正答2・3・5
解説
正解は2と3と5です。
異常な発話や構音と、その評価に用いる検査器具の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 声門破裂音は、主に聴覚的な判定や内視鏡による声門の観察で評価します。
喉頭ストロボスコープは声帯の振動の様子を観察する検査で、声門破裂音の評価に用いる検査ではありません。
2:○ 開鼻声は鼻咽腔閉鎖不全によって生じます。
鼻咽腔内視鏡で、発話中の軟口蓋と咽頭壁の動きや閉鎖の程度を直接観察できます。
3:○ 口蓋化構音では、舌が正しい位置より後方の硬口蓋に接触します。
パラトグラフィは舌と口蓋の接触パターンを記録するため、口蓋化構音の評価に適しています。
4:× OAE(耳音響放射)は内耳の外有毛細胞の機能を調べる聴覚検査です。
鼻咽腔構音の評価には用いません。
5:○ 側音化構音では、呼気が口の中央ではなく舌の側方から出ます。
鼻息鏡を口角に当てると、側方からの呼気の流出をくもりで確認できます。
【ポイント】
鼻息鏡は、鼻の下に当てれば鼻漏出、口角に当てれば側方への呼気流出を確認できます。
パラトグラフィは、口蓋化構音や側音化構音の舌の接触の異常を視覚的に示せます。
【用語】
パラトグラフィ:人工口蓋床を用いて、発音中の舌と口蓋の接触の様子を記録する検査である。
鼻咽腔内視鏡:鼻から細い内視鏡を入れ、発音時の鼻咽腔閉鎖の動きを観察する検査である。
鼻息鏡:鼻や口の前に当てて、呼気が通る様子を曇りの形で確認する器具である。
喉頭ストロボスコープ:声帯の振動をゆっくり動いているように見せて観察する検査である。
OAE:耳音響放射のことで、内耳の外有毛細胞の働きを調べる検査である。