正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
口唇口蓋裂児の口蓋形成術後早期の言語管理を問う問題です。
術後早期は、形成した口蓋を使って呼気を口から出す経験を積ませ、鼻咽腔閉鎖機能の発達を促すことが目標です。
【選択肢別解説】
1:× ホッツ床は、口蓋形成術の前の乳児期に、哺乳を助け顎の発育を整えるために装着する装置です。
術後早期に行うものではありません。
2:○ ラッパを吹くと、呼気を口から出すために鼻咽腔を閉鎖する必要があります。
遊びの中で鼻咽腔閉鎖と口腔からの呼気の流れを促せるので、術後早期に適しています。
3:× 哺乳指導は、新生児期から乳児期に哺乳の困難に対して行う指導です。
1歳6か月の術後早期に行うものではありません。
4:○ 頬を膨らませると、口の中に空気をためて口腔内圧を高める経験ができます。
鼻咽腔閉鎖を促す練習として、術後早期に適しています。
5:× 正式な構音訓練は、子どもが訓練に取り組める4歳前後から行うのが一般的です。
1歳6か月の術後早期に行うものではありません。
【ポイント】
口蓋形成術後は、吹く遊びや頬を膨らませる遊びで口腔からの呼気の流れを促します。
構音訓練は、鼻咽腔閉鎖機能と子どもの発達の準備が整ってから開始します。
【用語】
口蓋形成術:口蓋裂を閉じて、鼻咽腔の閉鎖機能を得るための手術である。
ホッツ床:口蓋裂のある乳児の上あごに装着し、哺乳を助けて顎の発育を整える床状の装置である。
構音訓練:正しい音の作り方を学ばせ、異常構音を修正する訓練である。
口唇口蓋裂:生まれつき唇や口蓋が裂けている先天異常で、哺乳や構音に影響する。