正答2
解説
正解は2です。
1歳の高度聴覚障害児への前言語期のコミュニケーション指導を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない指導)です。
前言語期の指導では、言葉の前提となる人とのやりとりの基盤を育てます。
【選択肢別解説】
1:× 話しかける人の顔や口元、表情に注目する力は、やりとりの基盤です。
前言語期の指導として適切です。
2:○ 音韻の識別は、語を構成する音を聞き分ける言語的なレベルの課題です。
高度聴覚障害のある1歳児の前言語期の指導としては、時期と内容が合わず適切ではありません。
3:× 相手が何を伝えようとしているかを理解する力は、コミュニケーションの基盤です。
前言語期の指導として適切です。
4:× 相手と交互にやりとりする相互性の理解は、会話の基盤となります。
前言語期の指導として適切です。
5:× 楽しい、うれしいといった気持ちを相手と分かち合う情感の共有は、伝え合う意欲を育てます。
前言語期の指導として適切です。
【ポイント】
前言語期の指導の柱は、注目、意図の理解、相互性、情感の共有です。
補聴器の装用と並行して、視覚的な手段も活用しながらやりとりを育てます。
【用語】
前言語コミュニケーション:ことばを話し始める前に、視線や身振りなどでやりとりする段階のコミュニケーションである。
意図伝達:相手に自分の伝えたいことを、視線や身振りなどで示す行動である。
相互性:相手と関わりを交互にやりとりする、双方向の関係をいう。