正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
呼吸器疾患の原因と病態、検査を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 感冒(かぜ症候群)の原因の大半はウイルス感染です。
ライノウイルスやコロナウイルスなどが代表的です。
2:× 細菌性扁桃炎の代表的な原因菌はA群溶血性連鎖球菌です。
組み合わせとして正しいです。
3:× 気管支喘息は気道の慢性炎症により、可逆的な気道狭窄を起こします。
発作時には喘鳴や呼吸困難がみられます。
4:○ 肺気腫は拘束性障害ではなく閉塞性障害を示します。
肺胞壁が壊れて弾性が失われ、息を吐き出しにくくなります。
1秒率(FEV1/FVC)が70%未満に低下するのが特徴です。
5:× 肺結核の診断では喀痰塗抹検査で抗酸菌を確認します。
培養検査や核酸増幅検査も併せて行います。
【ポイント】
1秒率が低下するのが閉塞性障害(肺気腫、喘息)です。
%肺活量が80%未満に低下するのが拘束性障害(間質性肺炎など)です。
【用語】
肺気腫:肺胞壁が壊れて空気が出にくくなる疾患で、慢性閉塞性肺疾患の一つである。
気管支喘息:気道の慢性的な炎症により、発作的に気道が狭くなって喘鳴や呼吸困難を起こす疾患である。
喀痰塗抹検査:痰をガラス板に塗って染色し、顕微鏡で結核菌などの細菌を調べる検査である。
A群溶血性連鎖球菌:咽頭炎や扁桃炎の代表的な原因菌で、咽頭痛や発熱を起こす細菌である。