正答3
解説
正解は3です。
甲状腺ホルモンが過剰になると、全身の代謝が亢進します。
症状は「代謝が上がる方向」で考えると整理できます。
【選択肢別解説】
1:× 甲状腺機能亢進症では徐脈ではなく頻脈になります。
徐脈は甲状腺機能低下症でみられます。
2:× 皮膚は乾燥ではなく、発汗が増えて湿潤になります。
皮膚乾燥は甲状腺機能低下症の症状です。
3:○ 代謝の亢進により、食欲があるのに体重が減少します。
エネルギー消費が摂取を上回るためです。
4:× 熱の産生が増えるため、寒がりではなく暑がりになります。
寒がりは甲状腺機能低下症の症状です。
5:× 精神機能は鈍麻ではなく、いらいらや落ち着きのなさなど興奮傾向になります。
精神機能の鈍麻は甲状腺機能低下症でみられます。
【ポイント】
亢進症の代表はバセドウ病で、甲状腺腫、眼球突出、頻脈が三徴です。
低下症では嗄声や巨舌がみられ、言語聴覚士の臨床でも出会います。
【用語】
甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、全身の代謝が高まる疾患である。
徐脈:脈拍数が1分間に60回未満に減った状態で、心拍がゆっくりになることを指す。
精神機能鈍麻:思考や反応が遅くなり、意欲や活動性が低下した状態を指す。