正答1
解説
正解は1です。
運動の発達と言語の発達がいずれも遅れやすい障害を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 脳性麻痺は運動障害が中心ですが、知的障害を合併することが多いです。
発声発語器官の運動障害による構音障害も伴いやすく、言語発達も遅れます。
このため運動発達と言語発達がともに遅れることが多いです。
2:× 難聴では言語発達は遅れますが、運動発達は通常遅れません。
ただし前庭機能障害を伴う場合は、頸定や歩行が遅れることがあります。
3:× 学習障害は全般的な知的発達に遅れがない障害です。
読み書きや計算など特定の能力の困難が中心で、運動発達の遅れは必須ではありません。
4:× 注意欠陥/多動性障害は不注意、多動性、衝動性が中心です。
運動発達と言語発達がともに遅れることは典型的ではありません。
5:× 口唇裂は形態異常であり、運動発達は通常遅れません。
口蓋裂を合併すると構音の問題は起こりますが、全般的な発達遅滞ではありません。
【ポイント】
脳性麻痺は受胎から生後4週までに生じた脳の非進行性病変による運動と姿勢の異常です。
知的障害、てんかん、視覚・聴覚障害などの合併が多い点が出題されます。
【用語】
脳性麻痺:受胎から生後4週までの間に生じた脳の非進行性の病変により、運動や姿勢に障害が起こる状態である。
学習障害:全般的な知的発達に遅れがないのに、読む・書く・計算するなど特定の能力の習得が著しく困難な状態である。
注意欠陥/多動性障害:不注意、多動性、衝動性を特徴とする発達障害で、ADHDとも呼ばれる。
口唇裂:胎児期に上唇の癒合が不完全で、唇に裂け目が残る先天的な形態異常である。