正答1
解説
正解は1です。
この問題は電気眼振計で記録しない検査を選ぶので、○ が答えです。
電気眼振計(ENG)は眼の周囲に電極を貼り、眼球の動きを電位変化として記録します。
【選択肢別解説】
1:○ 足踏み検査は眼球運動を記録する検査ではありません。
閉眼で足踏みをさせ、体の回転や移動を観察して平衡機能をみます。
2:× 温度刺激検査(カロリックテスト)は外耳道に冷水や温水を入れます。
誘発された眼振をENGで記録し、半規管の機能を評価します。
3:× 視標追跡検査は、動く視標を目で追うときの眼球運動をENGで記録します。
滑らかに追えるかで、小脳や脳幹の障害を評価します。
4:× 視運動性眼振検査は、動く縞模様を見せて誘発される眼振をENGで記録します。
中枢性の障害の検出に用いられます。
5:× 二点交互注視検査は、二つの視標を交互に見るときの衝動性眼球運動を記録します。
測定障害(ジスメトリア)など小脳の障害を評価できます。
【ポイント】
平衡機能検査は、眼振を記録する検査と体の動揺を観察する検査に大別できます。
足踏み検査、重心動揺検査、ロンベルグ検査は後者です。
【用語】
電気眼振計:眼の周囲に電極を貼り、眼球運動を電位の変化として記録する装置である。
温度刺激検査:外耳道に冷水や温水を注ぎ、誘発される眼振から半規管の働きを調べる検査である。
視運動性眼振検査:流れる縞模様などを見せ、眼球が追従と急速な戻りを繰り返す眼振を記録する検査である。
足踏み検査:目を閉じてその場で足踏みをさせ、体の回転や移動から平衡機能を調べる検査である。