正答3
解説
正解は3です。
横隔膜を支配する横隔神経の起始を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 橋には呼吸調節に関わる中枢がありますが、横隔神経は出ません。
2:× 延髄には呼吸中枢がありますが、横隔神経は延髄からは出ません。
延髄の呼吸中枢からの指令が頸髄に伝わり、横隔神経を動かします。
3:○ 横隔神経は頸髄の第3〜第5頸神経(主に第4頸神経)から出ます。
頸神経叢の枝として下行し、横隔膜を支配します。
4:× 胸髄からは肋間神経が出て、肋間筋を支配します。
横隔神経は胸髄からは出ません。
5:× 腰髄からは下肢や腹部に向かう神経が出ます。
横隔神経とは関係がありません。
【ポイント】
第4頸髄より上の高位頸髄損傷では横隔膜が麻痺し、人工呼吸器が必要になります。
吸気の主役は横隔膜です。
【用語】
横隔神経:頸神経叢から出て、呼吸の主役である横隔膜を支配する運動神経である。
頸髄:脊髄のうち首の部分にあたる区分で、8対の頸神経が出る。
延髄:脳幹の最下部にあたり、呼吸や循環などの生命維持の中枢がある部位である。