正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(評価項目として不適切なもの)です。
話し言葉が出る前の前言語期に、他者とのやりとりの発達をみる項目を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な評価項目です。
共同注意は、相手と同じ対象に注意を向け合うことで、生後9か月ごろから発達し、言語獲得の土台になります。
2:× 適切な評価項目です。
あやすと笑う社会的微笑は、生後2〜3か月ごろからみられる、他者への最初の社会的な反応です。
3:× 適切な評価項目です。
後追い行動は、特定の養育者への愛着の形成を示すもので、対人関係の発達の指標です。
4:× 適切な評価項目です。
バイバイなどの身振りは、慣習的な身振りによる伝達の始まりを示し、ことばの前段階として重要です。
5:○ 適切でない評価項目です。
指しゃぶりは、乳児が自分を落ち着かせる自己刺激の行動です。
他者とのやりとりの発達を示すものではありません。
【ポイント】
前言語期の評価では、他者への関心、共同注意、身振り、発声のやりとりなどをみます。
特に共同注意の有無は、自閉スペクトラム症の早期発見の手がかりとしても重要です。
【用語】
前言語期:意味のあることばを話し始める前の、乳児期の時期を指す。
共同注意:他者が見ているものを一緒に見て、注意を共有する行動を指す。
後追い行動:親など親しい人が離れようとすると、泣いたり這ったりしてあとを追う行動である。
社会的微笑:あやされるなど、人からの働きかけに対して乳児が示す微笑である。