正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
認知心理学の用語と、それが扱う心理過程の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
符号化は、情報を記憶に取り込める形に変換する段階です。
記憶は符号化・貯蔵・検索の3段階で説明されます。
2:○ 誤った組み合わせです。
感覚遮断は、刺激を極端に少なくした環境に人を置く研究です。
注意の低下や幻覚などを調べるもので、知覚や覚醒に関わる概念です。
弁別学習は、異なる刺激に異なる反応をするよう学ぶ学習で、条件づけに関わる概念です。
3:× 正しい組み合わせです。
洞察は、試行錯誤によらず問題の構造を見抜いて一気に解決に至ることです。
ケーラーのチンパンジーの研究で知られ、問題解決の概念です。
4:× 正しい組み合わせです。
命題による表現は、文の意味を述語と項の単位で表す考え方です。
文章や文の理解のモデルで用いられます。
5:× 正しい組み合わせです。
群化はゲシュタルト心理学の概念です。
近接や類同などの要因でまとまりが知覚され、形の知覚に関わります。
【ポイント】
用語がどの領域(記憶・学習・知覚・思考・言語理解)の概念かを整理しておくと解きやすくなります。
【用語】
符号化:外界の情報を、記憶として保持できる形に変換する過程である。
感覚遮断:外部からの感覚刺激を極端に制限した環境に人を置く状態や実験を指す。
洞察:試行錯誤ではなく、状況の見通しを得て突然に問題の解決に至る心の働きである。
群化:視野の中の要素が、近さや類似性などによってまとまって知覚される現象である。
弁別学習:2つ以上の刺激の違いを見分けて、異なる反応をするように学習することである。