正答1
解説
正解は1です。
この問題は歪んだ認知でないものを選ぶので、○ が答えです。
ベックの認知療法では、抑うつなどの背景にある偏った考え方を「認知の歪み」と呼びます。
【選択肢別解説】
1:○ 認知の歪みではありません。
非言語的思考は、ことばを介さない思考のあり方を指す一般的な語です。
認知療法で挙げられる認知の歪みの類型には含まれません。
2:× 認知の歪みです。
恣意的推論は、根拠が乏しいのに否定的な結論を引き出すことです。
3:× 認知の歪みです。
二分法的思考は、物事を白か黒か、全か無かの両極端で捉えることです。
4:× 認知の歪みです。
過度の一般化は、一度の失敗から「いつも失敗する」と広く結論づけることです。
5:× 認知の歪みです。
個人化は、自分と関係のない出来事まで自分のせいだと考えることです。
【ポイント】
主な認知の歪みには、恣意的推論・選択的抽出・過度の一般化・拡大視と縮小視・個人化・二分法的思考があります。
認知療法はこれらに気づき、より現実的な考え方に修正していきます。
【用語】
認知療法:考え方のくせに気づいて修正することで、気分や行動の改善をめざす心理療法である。
恣意的推論:十分な根拠がないのに、悲観的な結論を引き出してしまう思考である。
二分法的思考:物事を白か黒かのどちらか一方で決めつけ、中間を認めない考え方である。
過度の一般化:一度や二度の出来事から、あらゆる場面に当てはまると結論づける考え方である。
個人化:自分に関係のない出来事まで、自分の責任や自分のせいだと結びつけて考えることである。