正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
意識障害の評価尺度と、神経心理学の基本原理を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
JCS(ジャパン・コーマ・スケール)では、痛み刺激に全く反応しない状態を300と評価します。
2:○ 誤った記述です。
ある脳機能が一側の半球に偏って存在することは、脳機能の側性化(ラテラリティ)といいます。
離断は、脳の領域どうしを結ぶ線維が断たれて情報が伝わらなくなることです。
3:× 正しい記述です。
二重乖離の原理では、部位Aの損傷で機能Xだけが障害され、部位Bの損傷で機能Yだけが障害されることを示します。
これにより、機能と脳部位の対応関係を確立します。
4:× 正しい記述です。
Baillarger-Jacksonの原理は、自動的な行為はできるのに、同じ行為を意図的にはできないという乖離を指します。
5:× 正しい記述です。
GCS(グラスゴー・コーマ・スケール)は、開眼・言語反応・運動反応の3項目で意識障害を評価する尺度です。
【ポイント】
側性化は「機能の偏り」、離断は「連絡の断絶」です。
脳梁離断による左手の失行や失書などが、離断症候群の代表例です。
【用語】
二重乖離:2つの機能について、一方だけ障害される例と他方だけ障害される例が、逆の形で存在することである。
離断:脳の領域どうしを結ぶ線維が障害され、情報が伝わらなくなることである。
側性化:脳機能が左右どちらか一方の半球に偏って担われることである。
Baillarger-Jacksonの原理:意図的な行為はできなくても、自動的な場面では同じ行為ができる乖離を指す。
JCS:ジャパン・コーマ・スケールの略で、刺激への反応で意識障害の程度を数字で表す尺度である。
GCS:グラスゴー・コーマ・スケールの略で、開眼・言語・運動の反応で意識障害を評価する尺度である。