正答3
解説
正解は3です。
この問題は左半側空間無視の症状でないものを選ぶので、○ が答えです。
左半側空間無視は、主に右半球損傷で、左側の空間にある刺激に気づかず反応しない症状です。
【選択肢別解説】
1:× 左半側空間無視の症状です。
左側の道や目印に気づかないため、右にばかり曲がって道に迷います。
2:× 左半側空間無視の症状です。
車いすの左側のブレーキに注意が向かず、かけ忘れます。
3:○ 左半側空間無視の症状ではありません。
左手の麻痺を否定するのは、病態失認(自分の障害を認識できない症状)です。
右半球損傷で左半側空間無視と合併しやすいですが、別の症状です。
4:× 左半側空間無視の症状です。
左側から声をかけられても、注意が右側に引き寄せられたままになります。
5:× 左半側空間無視の症状です。
食事のトレイの左側にある料理に気づかず、食べ残します。
【ポイント】
半側空間無視は「空間への注意の障害」、病態失認は「自分の障害の認識の障害」です。
どちらも右半球損傷で起こりやすく、合併も多いので区別して理解しましょう。
【用語】
左半側空間無視:主に右半球の損傷で、左側の空間にある刺激に気づかず、反応しなくなる症状である。
病態失認:自分の麻痺などの障害そのものを認識できない、または否定する症状である。