正解を3つ選んでください。
正答1・4・5
解説
正解は1と4と5です。
右半球損傷では、失語症とは異なり、語彙や文法は比較的保たれます。
一方で、話の文脈やまとまりをつかみ、会話のルールに沿ってやりとりする能力が障害されます。
【選択肢別解説】
1:○ 右半球損傷の特徴です。
話題を維持できず、関係のない方向へ脱線しやすくなります。
2:× 右半球損傷の特徴ではありません。
単語の意味が理解できないのは、主に左半球損傷による失語症の症状です。
3:× 右半球損傷の特徴ではありません。
言おうとする単語が出てこない喚語困難は、失語症の代表的な症状です。
4:○ 右半球損傷の特徴です。
相手の話を聞いてから話すといった会話の役割交替(ターンテイキング)がうまくできなくなります。
5:○ 右半球損傷の特徴です。
細部は理解できても、物語全体のテーマや要点をつかむことが難しくなります。
【ポイント】
右半球損傷のコミュニケーション障害は、談話・語用論・プロソディの障害が中心です。
比喩や冗談の理解、表情や声の調子から感情を読み取ることも苦手になります。
【用語】
役割交替:会話で話し手と聞き手が交互に入れ替わりながらやり取りすることである。
談話:複数の文がつながってまとまりをなした話のことで、会話や物語、説明などが含まれる。
語用論:ことばが場面や文脈の中でどう使われ、どう解釈されるかを扱う言語学の領域である。
プロソディ:話しことばの抑揚、強弱、リズム、速さなど、個々の音を超えた音声の特徴である。