正答1
解説
正解は1です。
吃音(発達性吃音)の疫学と経過を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい記述です。
発症の多い2〜3歳頃の男女比は、1対1から2対1程度と差が小さいとされます。
女児のほうが自然回復しやすいため、年齢が上がるにつれて男性の割合が高くなります。
2:× 誤った記述です。
吃音のある幼児は、構音障害などほかの言語の問題を合併することが少なくありません。
3:× 誤った記述です。
幼児期に発症した吃音の多くは、数年のうちに自然に回復します。
就学前後までに回復する例も多くみられます。
4:× 誤った記述です。
思春期以降の吃音のある人は、社交不安障害を合併する割合が高いと報告されています。
5:× 誤った記述です。
成人になっても吃音が続く場合、就職や職場でのコミュニケーションなどで悩むことが多くみられます。
【ポイント】
吃音は幼児期に発症し、7〜8割が自然回復するといわれます。
成人では男性に多く、社交不安への対応も支援の重要な柱になります。
【用語】
吃音:音の繰り返しや引き伸ばし、ブロックなどで、話し言葉が滑らかに出てこない発話の障害である。
社交不安障害:人前で注目されることに強い不安を感じ、社会的な場面を避けるようになる障害である。
構音障害:話しことばの音を、正しい位置や方法で出せなくなる障害である。
自然治癒:特別な治療をしなくても、時間の経過とともに症状が消えていくことである。