正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
補聴器の利得(増幅の度合い)に関する用語の定義を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
ファンクショナルゲインは、音場で測った補聴器装用時と非装用時の閾値の差です。
2:○ 誤った組み合わせです。
音響利得は、補聴器の出力音圧レベルと入力音圧レベルの差です。
カプラなどで測定する補聴器そのものの増幅量を指します。
入力音圧レベルと鼓膜面上の音圧レベルの差は、装用した状態での実耳装用利得に当たります。
3:○ 誤った組み合わせです。
実耳挿入利得は、補聴器装用時と非装用時の鼓膜面上の音圧レベルの差です。
出力音圧レベルと入力音圧レベルの差は、選択肢2の音響利得の定義です。
4:× 正しい組み合わせです。
ハーフゲイン法は、聴力レベルの半分を目標利得とする補聴器の調整法です。
5:× 正しい組み合わせです。
裸耳利得は、補聴器を付けていない耳で、外耳道の共鳴によって鼓膜面上の音圧が上がる量です。
外耳道入口部と鼓膜面上の音圧レベルの差で表されます。
【ポイント】
選択肢2と3は、音響利得と実耳挿入利得の定義が入れ替わった形になっています。
実耳挿入利得は、実耳装用利得から裸耳利得を差し引いたものと覚えると整理しやすくなります。
【用語】
音響利得:補聴器の出力音圧レベルと入力音圧レベルの差による増幅量である。
実耳挿入利得:外耳道内の鼓膜近くで測った、補聴器装用時と非装用時との音圧レベルの差である。
裸耳利得:補聴器を付けないときの、外耳道入口と鼓膜面での音圧レベルの差のことである。
ファンクショナルゲイン:音場で測った、補聴器装用時と非装用時との閾値の差である。
ハーフゲイン:聴力レベルのおよそ半分の値を、補聴器の利得の目安とする考え方である。