正答3
解説
正解は3です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(不適切な対応)です。
人工内耳装用児の騒音下での聞き取りを改善する方法を問う問題です。
雑音を減らす、話し手の声を相対的に大きくする、視覚的な情報を補う対応が有効です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な対応です。
両耳に人工内耳を装用すると、両耳聴の効果によって雑音下での聞き取りが改善することが期待できます。
2:× 適切な対応です。
ノートテイクで話の内容を文字で補えば、聞き取れなかった部分を確認できます。
3:○ 不適切な対応です。
C値(MC値)は、電気刺激で快適に感じる最大の大きさのレベルです。
C値を上げても話し声と雑音が同じように大きくなるだけで、信号対雑音比は改善しません。
むしろ音が大きすぎて不快感を招くおそれがあります。
4:× 適切な対応です。
デジタル無線通信システムで先生の声を直接送れば、距離や雑音の影響を受けにくくなります。
5:× 適切な対応です。
机や椅子の脚にカバーを付けると、教室の床をこする騒音を減らせます。
【ポイント】
騒音下の聞き取りの改善は、信号対雑音比を上げる工夫が基本です。
機器の音量(C値)を上げることは解決策にならない点を押さえましょう。
【用語】
人工内耳:内耳に電極を挿入し、聴神経を直接電気刺激して音を感じさせる装置である。
C値:人工内耳の調整で設定する、不快にならず快適に聞こえる電気刺激の上限の値である。
ノートテイク:話の内容を、要約して文字に書いて伝える情報保障の方法である。
デジタル無線通信システム:話し手の声をマイクで拾って電波で直接装用者の機器へ送り、雑音の影響を減らす装置である。