正答3
解説
正解は3です。
感染経路ごとの対策と、標準予防策の基本を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
汚染されたドアノブなど物を介して病原体が移る経路は、間接接触感染に分類されます。
2:× 正しい記述です。
個人防護具は最も汚染されやすい手袋から外し、その後ガウンやゴーグル、マスクの順に外します。
3:○ 誤った記述です。
空気感染では、飛沫核が長時間空気中を漂うため、N95マスクと陰圧個室による隔離が重視されます。
手洗いが中心となるのは接触感染の対策です。
4:× 正しい記述です。
標準予防策は、感染症の有無にかかわらずすべての患者に適用する基本的な対策です。
5:× 正しい記述です。
血液、体液、分泌物、排泄物は湿性生体物質とされ、痰も分泌物として感染の可能性があるものとして扱います。
【ポイント】
空気感染(結核・麻疹・水痘)はN95マスクと陰圧室、飛沫感染はサージカルマスク、接触感染は手指衛生と手袋・ガウンと整理して覚えましょう。
【用語】
間接感染:病原体が汚染された物や器具などを介して人から人へ伝わる感染経路を指す。
標準予防策:感染症の有無にかかわらず、すべての患者の血液や体液などを感染の可能性があるものとして扱う基本的な対策である。
湿性生体物質:血液、体液、分泌物、排泄物など、湿り気のある人体由来の物質で、病原体を含む可能性があるものを指す。
個人防護具:手袋、マスク、ガウン、ゴーグルなど、医療者が病原体への接触を防ぐために身につける用具である。
空気感染:空気中を長時間漂う微小な粒子に含まれた病原体を吸い込むことで起こる感染経路である。