正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
喉頭の疾患のうち、喫煙が主な危険因子となるものを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 喉頭肉芽腫の主な原因は喫煙ではありません。
胃食道逆流、気管挿管、咳払いや声の乱用による披裂部の損傷が原因になります。
2:○ 声門癌は喫煙との関連が非常に強い疾患です。
喉頭癌患者の大部分が喫煙者で、喫煙量が多いほど危険が高まります。
3:○ ポリープ様声帯は喫煙の関与が大きい疾患です。
声帯粘膜下のラインケ腔に浮腫が生じ、声が低くなり、患者の多くが喫煙者です。
4:× 喉頭乳頭腫の原因は喫煙ではありません。
ヒトパピローマウイルス(HPV)の6型や11型の感染で生じます。
5:× 喉頭結核の原因は喫煙ではありません。
結核菌の感染によるもので、多くは肺結核から続いて起こります。
【ポイント】
喫煙が強く関わる喉頭疾患は「喉頭癌」と「ポリープ様声帯(ラインケ浮腫)」です。
乳頭腫はHPV、肉芽腫は逆流や挿管と原因をセットで覚えましょう。
【用語】
声門癌:声帯のある声門部にできる喉頭癌で、喫煙との関係が深い。
ポリープ様声帯:声帯全体がむくんでポリープ状に腫れる病気で、喫煙や声の酷使で生じやすい。
喉頭乳頭腫:喉頭にいぼ状の腫瘍ができる病気で、ヒトパピローマウイルスの感染が関わる。
喉頭肉芽腫:声帯後部にできる肉芽組織の塊で、胃酸の逆流や気管挿管などが誘因となる。