正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
口腔にみられる病変のうち、ウイルスが原因のものを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 白板症は感染症ではありません。
口腔粘膜にこすっても取れない白い斑ができる病変で、癌化の可能性がある口腔潜在的悪性疾患です。
2:× 黒毛舌はウイルス感染症ではありません。
舌の糸状乳頭が伸びて黒く着色したもので、抗菌薬の使用などによる口腔内細菌叢の変化が関係します。
3:○ 疱疹性歯肉口内炎はウイルス感染症です。
単純ヘルペスウイルス1型の初感染で起こり、乳幼児の歯肉の発赤と口腔内の多発性小水疱が特徴です。
4:○ 手足口病はウイルス感染症です。
コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71などが原因で、口腔と手足に水疱ができます。
5:× 口腔カンジダ症は真菌感染症です。
原因はカンジダ・アルビカンスで、ウイルスではありません。
【ポイント】
口腔の感染症は原因微生物で整理しましょう。
ヘルペスや手足口病、ヘルパンギーナはウイルス、カンジダ症は真菌です。
【用語】
疱疹性歯肉口内炎:単純ヘルペスウイルスの初感染で起こる、歯肉や口腔粘膜の水疱と潰瘍を伴う炎症である。
手足口病:手足と口の中に水疱ができる、主にエンテロウイルス属の感染による小児の感染症である。
白板症:口腔粘膜に生じる擦っても取れない白い斑で、癌になる可能性がある病変である。
黒毛舌:舌の表面の糸状乳頭が伸びて黒っぽく着色して見える状態を指す。
口腔カンジダ症:カンジダという真菌の増殖により口腔粘膜に白い苔状の病変ができる感染症である。