正答2
解説
正解は2です。
口部ジスキネジア(口周囲の不随意運動)の特徴を問う問題です。
口をもぐもぐさせる、舌を出し入れする、唇をすぼめるなどの動きが繰り返されます。
【選択肢別解説】
1:× 思春期ではなく高齢者に多くみられます。
2:○ 抗精神病薬の長期投与により、遅発性ジスキネジアとして出現しやすくなります。
ドパミン受容体を長期間遮断したことによる過敏性が原因と考えられています。
3:× 通常、舌の疼痛は伴いません。
動きそのものが主症状で、痛みを伴う疾患とは区別されます。
4:× 舌に限局せず、口唇、下顎、舌に及ぶ口・頬・舌の動きとして現れます。
5:× 不随意運動の多くと同じく、睡眠中には消失するのが特徴です。
【ポイント】
遅発性ジスキネジアは抗精神病薬の長期投与後に高齢者で起こりやすく、睡眠中は消えます。
抗パーキンソン病薬(L-ドパ)の副作用でも出現する点もあわせて覚えましょう。
【用語】
口部ジスキネジア:口や舌が意思とは関係なく繰り返し動いてしまう不随意運動である。
抗精神病薬:幻覚や妄想などの精神症状を抑える薬の総称で、長期の使用で運動の副作用が出ることがある。
遅発性ジスキネジア:抗精神病薬を長く使った後に、口周囲などに不随意運動が生じる副作用である。