正答1
解説
正解は1です。
心理療法と、その療法に特徴的な概念や技法の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
精神交互作用は、症状に注意が向くほど感覚が鋭くなり症状が固定する悪循環を指し、森田療法の概念です。
遊戯療法は、子どもが遊びを通して感情を表現し、心の問題を解決していく療法です。
2:× 正しい組み合わせです。
認知療法では、瞬間的に浮かぶ否定的な自動思考に気づき、修正していきます。
3:× 正しい組み合わせです。
家族療法では、出来事の意味づけを別の枠組みでとらえ直すリフレーミングを用います。
4:× 正しい組み合わせです。
行動療法は、古典的条件付けやオペラント条件付けなどの学習理論に基づきます。
5:× 正しい組み合わせです。
ロジャーズのクライアント中心療法では、共感的理解、無条件の肯定的配慮、自己一致が重視されます。
【ポイント】
森田療法は「精神交互作用」と「あるがまま」がキーワードです。
各療法の創始者とキーワードをセットで覚えましょう。
【用語】
精神交互作用:注意が症状に向くと感覚が鋭くなり、さらに症状が強まるという悪循環を指す。
遊戯療法:遊びを通して子どもが気持ちを表現できるようにする心理療法である。
自動思考:ある場面で意識しないうちに自然に浮かぶ考えで、認知療法で修正の対象となる。
リフレーミング:出来事の捉え方の枠組みを変えて、別の意味づけをする家族療法の技法である。
古典的条件付け:もともと反応を起こさない刺激が、無条件刺激との対提示で反応を引き出すようになる学習である。
森田療法:森田正馬が創始した、不安や症状をあるがままに受け入れて行動することを重視する精神療法である。