正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
ゲゼルの発達理論の特徴を問う問題です。
ゲゼルは発達を主に遺伝的にプログラムされた成熟によるものと考えた成熟優位説の代表者です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
ゲゼルは学習や経験よりも神経系の成熟が発達を決めるとする成熟優位説を主張しました。
2:× 正しい記述です。
一卵性双生児の一方にだけ階段のぼりを早く訓練させる双生児統制法で、成熟の重要性を示しました。
3:○ 誤った記述です。
同化と調節によって外界に適応するとしたのはピアジェです。
4:○ 誤った記述です。
ゲゼルの理論は精神分析学ではなく、乳幼児の行動の観察と記述に基づいています。
精神分析学に基づく発達理論はフロイトやエリクソンです。
5:× 正しい記述です。
ゲゼルは学習が成立するには心身の準備状態であるレディネスが整うことが重要だとしました。
【ポイント】
成熟優位説はゲゼル、環境優位説はワトソン、輻輳説はシュテルン、相互作用説はジェンセンやピアジェと整理しましょう。
【用語】
成熟優位説:発達は主に遺伝的に決められた成熟のプロセスによって進むという考え方である。
双生児統制法:一卵性双生児の一方にだけ訓練を行い、成熟と学習の効果を比べる研究方法である。
レディネス:学習が成立するために必要な、心身の発達の準備状態を指す。
同化と調節:Piagetが唱えた、外界を既存の枠組みに取り込むことと枠組みを変えることを合わせた適応の仕組みである。