正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
発達心理学の代表的な実験・課題と、それで調べる能力の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
3つ山問題は、他者の視点からの見え方を理解できるかを調べるピアジェの課題で、自己中心性の検討に用います。
対象の永続性は、見えなくなった物も存在し続けると理解することで、感覚運動期に獲得されます。
2:× 正しい組み合わせです。
視覚的断崖の実験は、乳児がガラス板の下の段差を避けるかどうかで奥行き知覚を調べます。
3:× 正しい組み合わせです。
サリーとアンの課題は、他者が事実と異なる信念を持つことを理解できるかをみる誤信念課題です。
4:× 正しい組み合わせです。
ストレンジ・シチュエーション法は、母親との分離と再会の場面から乳児のアタッチメントの型を評価します。
5:○ 誤った組み合わせです。
馴化・脱馴化法は、同じ刺激への慣れと新しい刺激への反応の回復から、乳児の知覚的な弁別能力を調べる方法です。
友人関係を調べる方法ではありません。
【ポイント】
3つ山問題は「視点取得・自己中心性」、対象の永続性は「隠したおもちゃを探すか」で調べると、課題と能力をセットで覚えましょう。
【用語】
3つ山問題:自分とは別の位置から見た山の見え方を答えさせ、視点の取得を調べる課題である。
視覚的断崖:乳児が高低差のある場所を避けるかどうかで、奥行き知覚の発達を調べる実験装置である。
誤信念:事実とは異なる思い込みのことで、他者がそれを持つと理解できるかが心の理論の指標となる。
ストレンジ・シチュエーション法:見知らぬ場面で母親と離れて再会する様子から、乳幼児の愛着のタイプを調べる方法である。
馴化・脱馴化:同じ刺激に慣れて反応が減ることと、新しい刺激で反応が回復することを指す。
対象の永続性:物が隠れて見えなくなっても、存在し続けていると理解することである。