正答2
解説
正解は2です。
パーキンソン病でみられる運動低下性構音障害の特徴を問う問題です。
筋強剛と運動の減少により、発声発語器官の動きの範囲が小さくなります。
この問題は特徴でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 音の繰り返しは特徴です。
語頭や語の一部を繰り返す同語反復がみられます。
2:○ 高い声はパーキンソン病の発話特徴ではありません。
声の高さの変化が乏しくなることが特徴で、高い声になることは典型的ではありません。
3:× 単調な話し方は特徴です。
声の高さや強さの変化が乏しくなり、抑揚のない話し方になります。
4:× 発話開始困難は特徴です。
話し始めに時間がかかり、不適切な間があくことがあります。
5:× 小声は特徴です。
呼吸と発声の運動が小さくなるため声量が低下し、気息性の声になります。
【ポイント】
パーキンソン病の発話は「小声・単調・発話の加速(突進)・同語反復・発話開始困難」が特徴です。
声量を上げる訓練としてLSVT LOUDが知られています。
【用語】
パーキンソン病:中脳の黒質のドパミン神経が減ることで、動作の緩慢や振戦、筋固縮などが生じる病気である。
発話開始困難:話し始めようとしても、最初の声がなかなか出てこない症状である。
運動低下性構音障害:パーキンソン病などで運動の範囲が小さくなり、小声で単調な発話になる構音障害である。
同語反復:同じ語や語の一部を、意図せず何度も繰り返してしまう症状である。