正解を3つ選んでください。
正答1・2・3
解説
正解は1と2と3です。
腎疾患とその原因、急性腎不全の分類(腎前性・腎性・腎後性)を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい組み合わせです。
IgA腎症は糸球体にIgAが沈着する慢性糸球体腎炎です。
日本で最も多い慢性糸球体腎炎とされています。
2:○ 正しい組み合わせです。
痛風の背景にある高尿酸血症では、尿酸結晶の沈着や尿路結石により腎障害(痛風腎)が起こります。
3:○ 正しい組み合わせです。
A群β溶血性連鎖球菌の感染後、1〜2週ほどで急性糸球体腎炎が起こることがあります。
4:× 誤りです。
ショックでは血圧低下により腎臓への血流が減ります。
これは腎後性ではなく腎前性の腎不全です。
5:× 誤りです。
下部尿路の閉塞は尿の流出路が妨げられるもので、腎前性ではなく腎後性の腎不全です。
【ポイント】
腎前性は「腎臓へ流れ込む血液の不足」、腎後性は「尿の出口の閉塞」と覚えましょう。
脱水やショックは腎前性、前立腺肥大や尿路結石による閉塞は腎後性です。
【用語】
IgA腎症:糸球体にIgAという抗体が沈着して、血尿やたんぱく尿が続く慢性の腎炎である。
A群β溶血性連鎖球菌:咽頭炎や皮膚の感染症を起こす細菌で、感染後に急性糸球体腎炎の原因となる。
急性腎前性腎不全:腎臓に流れ込む血液が不足して、尿を作れなくなる急性の腎不全である。
急性腎後性腎不全:尿の通り道がふさがれて尿が流れ出せなくなり、急に起こる腎不全である。