正答1
解説
正解は1です。
舌を動かす筋には、舌の外から付く外舌筋と、舌の中にある内舌筋があります。
舌全体を前に突き出す働きをもつ筋を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい記述です。
オトガイ舌筋は下顎のオトガイ棘から起こり、舌を前方に引き出します。
舌を前に突き出す主な筋です。
2:× 誤りです。
茎突舌筋は側頭骨の茎状突起から起こり、舌を後上方に引きます。
3:× 誤りです。
口蓋舌筋は舌根を挙上し、口峡を狭める働きをします。
舌を前に出す筋ではありません。
4:× 誤りです。
垂直舌筋は内舌筋の一つで、舌を平らにする働きをします。
舌の位置を前方に動かす筋ではありません。
5:× 誤りです。
舌骨舌筋は舌骨から起こり、舌を後下方に引き下げます。
【ポイント】
外舌筋はオトガイ舌筋・舌骨舌筋・茎突舌筋・口蓋舌筋の4つです。
このうち口蓋舌筋は迷走神経支配で、ほかの舌筋は舌下神経支配です。
片側の舌下神経麻痺では、健側のオトガイ舌筋に押されて舌が麻痺側へ偏位します。
【用語】
外舌筋:舌の外にある骨などから起こって舌に付き、舌全体の位置を動かす筋群である。
内舌筋:舌の内部だけにある筋群で、舌の形を変える働きをする。
舌下神経:舌の運動を支配する脳神経で、第12脳神経にあたる。
オトガイ舌筋:下顎の内面から起こって舌の中に広がる、舌の中心的な外舌筋である。