正答2
解説
正解は2です。
くも膜下出血の原因、症状、画像所見を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
くも膜下出血の原因で最も多いのは脳動脈瘤の破裂です。
動静脈奇形による出血はそれより少数です。
2:○ 正しい記述です。
くも膜下腔に流れ出た血液が髄膜を刺激するため、項部硬直やケルニッヒ徴候などの髄膜刺激症状がみられます。
3:× 誤りです。
くも膜下出血は「突然の激しい頭痛」で発症する急性の病気です。
再発を繰り返す慢性頭痛は片頭痛などの特徴です。
4:× 誤りです。
CTでは血液が高吸収域(白く映る)として、脳底部の脳槽などに見えます。
低吸収域を示すのは脳梗塞です。
5:× 誤りです。
くも膜下出血は脳実質の外の出血なので、片麻痺などの局所症状は起こりにくいです。
【ポイント】
「突然の人生最悪の頭痛」と髄膜刺激症状がくも膜下出血の典型像です。
CTで出血は高吸収、梗塞は低吸収という対比も頻出です。
【用語】
髄膜刺激症状:髄膜が刺激されて起こる症状で、首が硬くなる項部硬直などがある。
動静脈奇形:脳の動脈と静脈が異常につながった血管の奇形で、出血の原因になる。
ケルニッヒ徴候:仰向けで股関節と膝を曲げた脚を伸ばそうとしても、抵抗や痛みで膝が伸びない所見である。
高吸収域:CT画像で白く映る領域で、出血や石灰化などが該当する。