正答2
解説
正解は2です。
有契性とは、語の音形(記号表現・能記)と意味(記号内容・所記)の間に、何らかの必然的な結び付きがあることです。
ソシュールは、言語記号の多くはこの結び付きが恣意的だと考えました。
【選択肢別解説】
1:× 有契性があります。
「わんわん」は犬の鳴き声をまねた語で、犬を指す幼児語です。
音形と意味が鳴き声によって結び付いています。
2:○ 有契性がありません。
「もんもん」は漢語の「悶々」で、悩み苦しむ様子を表します。
音をまねた語ではなく、音形と意味の結び付きは恣意的です。
3:× 有契性があります。
「ごーん」は鐘の鳴る音をまねた擬音語です。
4:× 有契性があります。
「ぽんぽん」は物がはじけたりたたかれたりする音をまねた擬音語です。
5:× 有契性があります。
「どんどん」は足音などの響く音をまねた擬音語です。
【ポイント】
擬音語や幼児語の多くは、音と意味の結び付きに有契性があります。
一方、「悶々」のような漢語は、見た目が繰り返しでも擬音語ではない点に注意しましょう。
【用語】
有契性:音形と意味との間に、必然的で理由のある結び付きがあることである。
能記:記号のうち、音声や文字などの形式にあたる側面を指す言葉である。
所記:記号のうち、その形式が表している意味内容の側面を指す。
擬音語:物が発する音を、言葉の音でまねて表した語で、「ごーん」などがある。