正答5
解説
正解は5です。
幼児期の構文の発達について、表出と理解の各段階が現れるおおよその時期を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
「ワンワン、いた」のような2語連鎖は、早い子で1歳後半、遅くとも2歳後半までに現れます。
2:× 正しい組み合わせです。
「食べた」「食べない」のような動詞の語形の変化は、2歳代に表出が増えます。
3:× 正しい組み合わせです。
助詞の「が」や「は」は、2〜3歳頃に使われ始めます。
4:× 正しい組み合わせです。
「ネコがたべる」のような名詞+格助詞+動詞の文の復唱は、2歳後半から3歳後半に安定します。
5:○ 誤った組み合わせです。
3〜4歳頃は、主に語順に頼って文を理解する語順方略の段階です。
助詞を手がかりにして文を理解する助詞方略が使えるのは、それより後の就学前後です。
【ポイント】
構文の理解は、語の意味に頼る段階から、語順方略、助詞方略の順に発達します。
受動文のように語順と意味の関係が逆になる文は、助詞方略が使えないと正しく理解できません。
【用語】
2語連鎖:「ワンワン、いた」のように、2つの語をつなげて言う発話である。
格助詞:名詞に付いて、「が」「を」「に」のように文中での働きを示す助詞である。
語順方略:文を理解するとき、語の並ぶ順序を手がかりにする方法である。
助詞方略:文を理解するとき、助詞を手がかりにして誰が何をしたかを判断する方法である。