正解を3つ選んでください。
正答1・2・5
解説
正解は1と2と5です。
粘膜下口蓋裂は、口蓋の粘膜は閉じているのに、その下の筋や骨が裂けている状態です。
外から見つけにくいため、カルナンの3徴候が診断の手がかりになります。
【選択肢別解説】
1:○ カルナンの3徴候です。
口蓋垂が二つに分かれる口蓋垂裂(二分口蓋垂)がみられます。
2:○ カルナンの3徴候です。
硬口蓋の後端に、指で触れるとV字形の骨の欠損(切痕)があります。
3:× カルナンの3徴候ではありません。
高口蓋は口蓋の天井が高い状態で、粘膜下口蓋裂の診断徴候には含まれません。
4:× カルナンの3徴候ではありません。
歯列不正は口蓋裂でみられることがありますが、粘膜下口蓋裂の診断徴候ではありません。
5:○ カルナンの3徴候です。
軟口蓋の正中部で左右の筋がつながっていないため、その部分が薄く透けて見えます。
【ポイント】
カルナンの3徴候は「口蓋垂裂・軟口蓋正中の菲薄化・硬口蓋後端の骨欠損」です。
粘膜下口蓋裂では、開鼻声や鼻咽腔閉鎖不全をきっかけに見つかることが多いです。
【用語】
粘膜下口蓋裂:口蓋の粘膜はつながっているが、その下の筋や骨が裂けている状態である。
口蓋垂裂:口蓋垂が先端から二つに分かれている状態で、二分口蓋垂ともいう。
高口蓋:口蓋の天井にあたる部分が、通常より深く高くなっている状態である。
開鼻声:鼻腔へ息や音が漏れて、声が鼻にかかって聞こえる共鳴の異常である。