正答2・4
解説
本問は採点除外(公式で2と4のどちらも正解とされた問題)です。
本試験では、誤っているものを1つ選ぶ問題として出題されました。
厚生労働省は「正解となる選択肢が複数あった為、複数の肢を正解として採点する。」と発表し、2と4のどちらも正解としました。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
日本耳科学会の小児人工内耳適応基準(2014)が定める医学的条件を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
適応年齢は原則1歳以上(体重8kg以上)とされています。
2:○ 誤った記述です。
基準では、6か月以上の最適な補聴器装用を行っても、装用下の最高語音明瞭度が50%未満の場合とされています。
「50%以下」ではなく「50%未満」です。
3:× 正しい記述です。
裸耳の聴力検査で平均聴力レベルが90dB以上であることが条件の一つです。
4:○ 誤った記述です。
難聴の遺伝子検査は、原因の診断や予後の推定に役立ちます。
ただし、手術を行うための医学的条件として必須とはされていません。
5:× 正しい記述です。
中耳炎などの感染症の活動期は、手術の禁忌とされています。
【ポイント】
聴力の条件は、裸耳で平均90dB以上、補聴器装用下で平均聴力レベルが45dBより改善しない場合、または装用下の最高語音明瞭度が50%未満の場合です。
数値の基準は「以上・未満」まで正確に覚えておきましょう。
【用語】
人工内耳:内耳に埋め込んだ電極で、聴神経を電気刺激して音を感じさせる装置である。
最高語音明瞭度:音量を変えて語音聴力検査を行ったとき、得られる最も高い聞き取りの割合である。
裸耳:補聴器などを使わない、そのままの状態の耳のことである。
禁忌:害が大きいために、行ってはならないとされる治療や行為のことである。