正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
無線補聴支援システム(FM補聴システムやデジタル無線方式など)は、話し手の口元のマイクの音を、補聴器に直接届ける装置です。
教室のように話し手との距離が遠く、騒音や響きが多い場所で使われます。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい記述です。
口元のマイクで拾った声を直接届けるため、部屋の壁などで反射した反響音の影響を減らせます。
2:○ 正しい記述です。
話し手の声だけを近くで拾うため、周囲の雑音に対する声の比(SN比)が大きく改善します。
3:× 誤りです。
音は話し手の位置に関係なく耳元に届くため、方向感はむしろ分かりにくくなります。
方向感の改善は目的ではありません。
4:× 誤りです。
音響利得(増幅の大きさ)を上げるのは補聴器本体の役割です。
無線システムの目的ではありません。
5:× 誤りです。
周波数帯ごとの細かな調整は、補聴器のフィッティングで行うものです。
【ポイント】
補聴器は話し手との距離が離れるほど、雑音や反響で聞き取りにくくなります。
無線補聴支援システムは、距離・雑音・反響の3つの問題を同時に軽減できる点が利点です。
【用語】
無線補聴支援システム:話し手の声を口元のマイクで拾い、無線で聞き手の補聴器へ直接送るシステムである。
SN比:目的の音の大きさと雑音の大きさの比で、大きいほど聞き取りやすくなる。
反響音:壁などで音が反射して、あとから遅れて聞こえる音である。
音響利得:補聴器が入力音をどれだけ大きくして出力するかを表す増幅量である。