正答4
解説
正解は4です。
注意欠如・多動性障害(ADHD)児への指導上の配慮を問う問題です。
この問題は適切でない対応を選ぶので、○ が答え(不適切な対応)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な対応です。
名前を呼ぶなどして注意をこちらに向けてから指示を与えると、指示が伝わりやすくなります。
2:× 適切な対応です。
注意の持続が短いため、短時間で達成できる課題を複数組み合わせてセッションを構成します。
3:× 適切な対応です。
取り組みやすい目標を設定し、成功体験を積み重ねることで意欲と自己評価を高めます。
4:○ 適切でない対応です。
話を聞きながら手足を動かすことは多動性の現れで、本人が抑えることは困難です。
その都度注意すると叱責が増えて自己評価が下がるため、学習を妨げない範囲であれば許容します。
5:× 適切な対応です。
注意を与えるときは、長い説教ではなく短く具体的に、ポイントを絞って伝えます。
【ポイント】
ADHD児への対応の基本は、環境調整と、できたことを褒める肯定的な関わりです。
叱責の繰り返しは自己評価の低下や反抗などの二次障害につながる点に注意しましょう。
【用語】
注意欠如・多動性障害:不注意、多動、衝動性を特徴とする発達障害で、ADHDともいう。
二次障害:本来の特性に加えて、叱責や失敗の積み重ねから生じる自己評価の低下や反抗などの問題である。
環境調整:気が散る刺激を減らすなど、本人が取り組みやすいように周囲の条件を整えることである。