正解を3つ選んでください。
正答1・2・5
解説
正解は1と2と5です。
写真の検査装置で測定できる発声機能の指標を問う問題です。
【図の所見】
写真では、被検者がマウスピースを口にくわえ、鼻をノーズクリップで閉じた状態で発声しています。
マウスピースの先には呼気の流量を測る筒状の装置(流量計)があり、その前方には声を拾うマイクロホンが取り付けられています。
これは、発声時の呼気流量と音声を同時に記録する発声機能検査装置です。
【選択肢別解説】
1:○ マイクロホンで拾った音声から、声の高さを表す基本周波数を測定できます。
2:○ マイクロホンで拾った音声から、声の強さ(音圧レベル)を測定できます。
3:× GRBAS尺度は、嗄声を検者が耳で聞いて評価する聴覚心理的評価で、装置で測定するものではありません。
4:× VHI(Voice Handicap Index)は、音声障害による生活上の支障を患者自身が答える質問紙で、装置で測定するものではありません。
5:○ 流量計で発声中の呼気量を測り、発声時間で割ることで、発声時平均呼気流率を求められます。
【ポイント】
発声機能検査では、声の高さ・強さ・呼気流率・発声持続時間などの空気力学的・音響的指標を測ります。
発声時平均呼気流率は、声門閉鎖不全があると大きくなります。
【用語】
基本周波数:声帯が1秒間に振動する回数で、声の高さに対応する。
発声時平均呼気流率:発声中に口から出る空気の平均の流量で、声門の閉鎖の程度を反映する。
GRBAS尺度:嗄声の聴覚的評価で、G、R、B、A、Sの5項目を段階づけて示す尺度である。
VHI:Voice Handicap Indexの略で、声の問題が日常生活にどれだけ影響するかを本人が答える質問紙である。