正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
語音弁別の指導で用いる語の組み合わせを、子音の特性(有声性・構音位置・構音方法)の違いで分析する問題です。
「対等(たいとう)」の第1音節「た」と第3音節「と」の子音は、どちらも [t](無声・歯茎・破裂音)です。
各語で「対等」と異なる音節の子音を [t] と比べます。
【選択肢別解説】
1:× 「解凍(かいとう)」の [k] は無声・軟口蓋・破裂音で、[t] とは構音位置の1つだけが異なります。
2:× 「体操(たいそう)」の第3音節の [s] は無声・歯茎・摩擦音で、「対等」の [t] とは構音方法の1つだけが異なります。
3:○ 「街灯(がいとう)」の [g] は有声・軟口蓋・破裂音で、[t] とは有声性と構音位置の2つが異なります。
4:○ 「滞納(たいのう)」の第3音節の [n] は有声・歯茎・鼻音で、「対等」の [t] とは有声性と構音方法の2つが異なります。
5:× 「帯同(たいどう)」の第3音節の [d] は有声・歯茎・破裂音で、「対等」の [t] とは有声性の1つだけが異なります。
【ポイント】
聴覚弁別の指導では、特性の違いが多い対(聞き分けやすい)から始め、違いが1つだけの対(聞き分けにくい)へ進めます。
[n] は [t] と同じ歯茎音である点に注意しましょう。
【用語】
聴覚弁別:聞いた二つ以上の音の違いを聞き分ける力で、指導の土台となる。
有声性:音を出すときに声帯が振動するかどうかという、子音の特性である。
構音位置:口の中で息を妨げたり狭めたりする場所のことである。
構音方法:息の流れを妨げたり狭めたりする方法のことで、破裂や摩擦などがある。